私は学生の頃に居酒屋でアルバイトをしていました。そのときにたくさんの笑えないミスをしました。今回はそんな私の失敗談をお話しします。
お客さんのバッグにお酒をIN
それは出勤10日目のことです。(始めたての頃は今日で出勤何日目かを数えてたりするんですよ。あるあるみたいですよ。)
まだまだ仕事に慣れていなくて、今日もバイト行くの嫌だなーと思っていました。しかもその日は特別忙しく、バイトを始めたばかりの私はたくさんのグラスが乗ったトレンチを持つことがなかったのですが、それどころではありませんでした。
私も他の人と同じようにグラスが6個も乗っているようなトレンチを運んでお客さんのテーブルに行く必要があったのです。しかもカクテルのグラスは細くて高さがあり、バランスをとるのが難しいんですよ。
私はカタカタ揺らしながら運んでいました。そうしたら案の定やってしまったんですよね。そのカクテルのグラスが倒れたんです。
しかも椅子に置いてあったお客さんのバッグにグラスが入ってしまいました。もちろんお酒が入った状態ですね。もう何もできなかったですね。
ゆっくりとバッグ目掛けて落ちていくグラスを見ながら頭のなかは真っ白になりました。そのときに気づいたのですが、そういう状態の時はスローモーションに見えるんですよね。
ほんとにグラスがゆっくりと落ちていきました。その後社員さんが来て謝罪していました。そのテーブルの会計は半額にしたみたいです。バッグを預かって乾かしていました。
もう最悪でしたね。この時はかなり精神的にきつかったです。有り難かったのはお客さまがそこまで怒っていなかったことです。普通なら怒鳴られてもおかしくないですよね。
不幸中の幸いとはこのことだなと思いました。その後は今日はもう絶対にミスできないなという気持ちで仕事をしていました。
最後にまたしても
そして、私が退勤する時間になりました。最後にこれだけ運んで帰ってと言われたものが、さっきお酒をこぼしたテーブルのところのドリンクだったんですよ。
マジかよって思いましたね。しかもグラス6個でカクテルのグラスもあるやん。オワッタ。これを運ばせるなんて社員さん良い性格してますよね。
おそらく気づいていなかったのでしょう。お酒こぼしたテーブルだとわかっていたら絶対に任せないですよね。次こぼしたら半額どころかタダにしなくちゃいけなくなりますもんね。
私は返事をしてお酒を運びました。なんかスイッチが入ったんですよね。ゼッテー負けねー。見たいな。まるでこれから誰かと喧嘩しにいくかのような感じですかね。試合に行くような。
そして先程と同じようにカタカタ揺らしながらテーブルまでつきました。お客さんも不安そうに私を見つめていました。なんとかすべてのグラスをテーブルに置き終え、その日の仕事が終わりました。
こんなこともありましたが4年間続けることができましたので、皆さんも失敗してもめげずに頑張ってください。
おしまい
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